最近地道に進めていたペルソナ5、今更ながらやっとクリアしたので感想メモ。
ネタバレ有、ペルソナシリーズは他には4しかやってないです。
プレイ時間はなんと103時間。大体こういうRPGは長くても50時間くらいでしょうと思ったら想定の倍以上でビビりました。
良かった点
ダンジョン攻略が楽しい(ステルス要素)
・個人的にはRPGのダンジョン攻略ってだるいことが多いのだが、ペルソナ5はステルス要素が加わり良いスパイスになっている。単なる移動にも遊びが入って楽しい。が改善点も多いと感じた(後述)
・パレス(ダンジョン)が歪んだ人の欲望が生み出した世界というだけあって凝っていて見た目も面白い。モデルも城や美術館など、怪盗として潜入している感が出るもので良い。
あと個人的にスマホアプリで人知れず異世界(ダンジョン)に移動できるというのがとてもよかった。4の人目に付く家電店の大型テレビの画面から侵入というのは無理やりすぎると思っていたので。
戦闘が楽しい
・キャラが良く喋るので盛り上がる。UIデザインや演出、BGMがオシャレでカッコイイとなんだか感覚的に楽しいと感じるのは素晴らしい。
・弱点を突いて敵をダウンさせると総攻撃や交渉ができる。通常攻撃とペルソナによる攻撃に加え銃による攻撃や仲間との連携などできることが多い。
ただし、戦闘回数があまりに多いので演出の派手さが欠点にもなっている(後述)
悪かった点
プレイ時間が長すぎて途中でダレる(飽きる)
プレイ時間が長いのはボリュームが合って良いという見方もできますが、その時間の大半が戦闘とダンジョン探索(メメントス)という点が問題。
まず戦闘に関して
・戦闘の演出がカットできないので特殊技を使うほど長くなる、特に総攻撃が良く使うわりに長いので後半になるととにかくだるい
・ジョーカー(主人公)がやられると即ゲームオーバーでセーブポイントからやり直し、弱点をくらうと簡単にやられる場合があり、しかも即死技を使ってくるザコ敵がいる←これはちょっとひどい
・ダンジョンに関してはメメントスという階層式ランダム生成ダンジョンがあるがこれもまた長い。パレスと違って単調なマップなので、特に飽きてくる後半に作業感を強く感じてしまう。
ステルス要素が中途半端
・シンボルエンカウント式で、カバーアクションで物陰に隠れながら進んで敵を避けることができるのだがカメラワークと操作性がイマイチで思った通りに操作しにくい。
慣れて上達すれば多少マシになるが、物陰で位置を変えようとしたら敵の目の前に転がり出てしまう といったことも何度かあった。
・見つかった時の敵の追跡がしつこすぎる、基本部屋を移動しない限りはトゲゾーコウラのごとくどこまでも追いかけてくる。しかも速い&走ると敵に見つかりやすくなるので他の敵に出くわすというコンボがあるので戦うしかなくなる。
・隠れる場所がない細い通路を敵が巡回しているという隠れさせる気がないパターンもあってダルい。
結論としてはステルス要素がありながら結局雑魚敵を片付けながら進まなければならないというパターンが多い。
シナリオについて
クライマックスで主人公の脱出トリックがあるのだが、ここを敵味方共にドヤ顔説明口調でこういうことだったんだぜ!と怒涛の解説が入るのがメタっぽくておかしく見えてしまう。(まあ、私は明智のパンケーキのシーンは全然気づかなかったんですが)
ラスボスが蛇足に感じる。普通に巨悪の獅童を倒して終わりでよかった気が。
最後の元気玉で敵を倒すようなシーンもちょっと暑苦しい。
最初は凄く面白くて良いとこしか見えなかったんですが、ちょっと飽きてきて冷静になると粗も見えてくるかなという感じでした。でも最後まで完走するくらいに面白かったです。
星5評価で序盤4.5、最後までやって3.5くらいかな。